① 地盤調査
地質調査を実施して、不動沈下を起こさない地盤の対応策を検討します。
工事に先立ち、土地の神様に家を建てることを報告し、工事の無事を安全を祈ります。
当日は雨の予報だったので、テントを準備していましたが、結果雨も降らず、無事に行うことが出来ました。
地盤調査の結果地盤改良工事が必要となりました。セメント系の硬化剤深さ3m~5mで 60cm径の大きさで37ケ所行いました。
基礎の型枠・鉄筋組立の作業が終わり、コンクリートの打設を行います。鉄筋のかぶり深さを確保する為、鉄筋の直角や平行の精度や、敷き詰めた砕石(ジャリ)の平坦さなど、細心の注意を払います。
⑥上棟(建て方)
大工、とび職、レッカー、など総勢10名で作業を行います。ここでは、とにかく怪我がないよう安全に特に注意を払います。
⑦屋根工事
野地板(屋根のベニヤ板)の上に断熱材をせこうしているところです。屋根材はガルバニウムという鋼板(こうはん)材料を使用しています。シャープなデザインとなると共に、さびにくく重量を軽く出来ることが一番の利点ですが、断熱性が良くないので、下地には4.5cm厚のスタイロフォームと呼ば
れる断熱材を施工します。
⑧大工工事
床材は、今回杉の無垢板を使用しました。柱や土台は桧(ヒノキ)、梁は米松 を使用しています。下地には合板を施工します。杉板の反りやむくみに対応出来るように、下地には合板を施工します。(釘のピッチを細かく出来ます)
1階の床は無垢の杉板フローリングです。
厚さ30mmの杉板は、暖かみがあり、
スリッパを履くのがもったいないほどです。
2階の床は無垢の桧材のフローリングです。
厚さ15mmの桧板を使っています。
この独特の香りが気持ちを落ち着かせて
くれます。
床下地の施工状況です。水平方向に見える木材が銅縁(どうぶち)と呼ばれる下地木材です。寸法・精度が高く、動きのほとんど無い集成材(木の小片を接着剤で貼り合わせたもの)を柱に使用することも多いので最近省略する事もあります。
ここでも無垢の桧材の柱の動きに対応する為、こうした下地材を入念に施工していきます。(リフォームで、棚を取り付けたり、手摺を取り付けたりする際も役立ちます。)
階段が付きました。
今回は無垢材を用いた階段です。
加工から現場での切り込み作業は大工さん
の腕の見せ所!やはりヒノキ材の独特の
香りは本当にいいものです。
リビングの壁に漆喰を塗っている様子
ボードのつなぎ目や釘のヘコミを下地材で
補修し、凹凸を無くした後、漆喰を塗って
いきます。(漆喰は、温かみのある素材と
して人気です。また、空気中の吸収した
り、湿気や乾燥を防いでくれ、結露にも
効果的です。)
防音マット
二階の床に防音マット(黒く見える部分)を施工していきます。
上下階の音は結構気になるもの、これでかなり抑えられます。
⑨外構工事
駐車場のコンクリートを施工していきます。
ここでは特に土間の高さのチェックと、ひび割れ防止の溶接金網が下まで沈んでしまわないように慎重に施工します。
ブロック塀にモルタルを施工した後、塗料を左官コテで模様を付けていきます。(ジョリパッド仕上げ)職人さんの手作業による仕上げで味わいのあるものになりました。
完 成